米Citrixは8月21日(現地時間)、Linux版の仮想アプリケーションおよびデスクトップの限定テクノロジープレビューを発表した。この仮想化されたLinux向けアプリケーションおよびデスクトップは、FlexCast Management Architecture(FMA)を拡張して実現し、Citrix XenAppおよびCitrix XenDesktopが従来のWindowsアプリケーションとデスクトップに加え、Linuxの環境も統合して提供することになる。
この提供により、自動車、製造、石油ガス、金融サービスなどの業界による新たな利用ニーズに応えることができるという。
これらのLinux版アプリケーションとデスクトップを、Citrix HDXと組み合わせることで、効率的な帯域幅の利用を実現し、ユーザーはデバイスやネットワークに制限されることなくLinuxデスクトップにアクセスすることができる。
新しいLinuxサポートにより、データセンターでホスティングされている各サーバーやデスクトップ上にCitrix VDAを容易に導入することができ、管理者はひとつのコンソールからLinuxアプリケーションとWindowsアプリケーションを設定し、監視し、ひとつの配信手法でエンジニア、デザイナー、科学者、開発者などをはじめとしたユーザーに両者を届けることができる。
Citrixは現在、Linux VDAテクノロジープレビューへの参加申込者を募っている。なお、このテクノロジー プレビュー プログラムは、参加者がCitrixの開発およびイノベーションの過程や概要を知る機会だが、この技術のリリース、サポート、および製品化の確約を表明するものではない。