ウェザーニューズは8月11日、12日夜に観測ピークを迎える"ペルセウス座流星群”の観測に向け、流星が流れてから3分以内に流星動画をスマートフォンに届けるサービス「流星キャッチャー」の事前登録を開始した。

「流星キャッチャー」画面イメージ

同サービスは、視聴者参加型24時間ライブ放送番組「SOLiVE24」で放送される全国7ヵ所からの流星生中継の中で、流星が流れた瞬間の動画を登録者のスマートフォンに届けるもの。

設定は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」内の「スマートアラーム」から行うことができ、生中継を行う8月12日の22時~25時に流星が観測された際に配信する。

通知を受け取る流星の中継エリアは、「全国」「ここのエリア周辺のみ」から選択できる。

同社によると、ペルセウス座流星群のピークは 13日9時頃だが、流星観測に最適の時間帯は 12日20時~13日4時頃になるという。12日夜~13日未明、西日本と北海道は流星を観測できる可能性が高いが、東北(太平洋側)や東海では雨の可能性があり、関東も雲の隙間から流星を観測することになりそうだという。

ウェザーニューズの「流星見えるかなマップ」

国立天文台によると、特に観察に適した方向はなく、空の広い範囲が見渡せれば、どちらを向いて観察しても構わないという。ただし、今年はつきが視界に入らない方向を見るようにしたほうがよいとのこと。

今月は、11日に「スーパームーン」の満月を迎えたばかりであり、ペルセウス座流星群が極大の頃には、満月に近い月がほぼ一晩中出ていることになる。

ペルセウス座流星群の流星かどうかは、流れたのとは反対の方向に流星をたどってみて、ペルセウス座流星群の放射点を通るかどうかで判断する。

8月中旬午前0時頃 東京の星空 資料:国立天文台

国立天文台は、観察時の注意点として、望遠鏡や双眼鏡を使うと視野が狭くなるため肉眼で観察すること、屋外に出てから暗さに目が慣れるまで最低でも15分間は観察を続けることなどを挙げている。

2012年8月11日に撮影されたペルセウス座流星群の流星の写真(国立天文台岡山天体物理観測所・戸田博之氏撮影) 資料:国立天文台