ウイングアーク1stとセゾン情報システムズは8月1日、国内トップシェアの実績を持つファイル転送ツール「HULFT(ハルフト)」とメインフレーム対応の帳票出力ソリューション「SVF for Mainframe」を連携させ、メインフレーム側の変更・開発コストを最小限にとどめながら、帳票出力環境をオープン化するソリューションの推進で協業すると発表した。

「HULFT」と「SVF for Mainframe」の連携システムイメージ

今回、メインフレームからUNIX/Linux/Windowsと、プラットフォームを問わず数多くの顧客が利用しているファイル転送ミドルウェア「HULFT」と、「SVF for Mainframe」を連携させることにより、メインフレーム側の変更を最小限にとどめて開発コストを圧縮。短期間で帳票出力環境のオープン化を実現。さらに帳票の電子化による紙の削減と、オープンプリンタによる分散印刷の採用で配送コストを大幅に削減できる。

また、「HULFT」は強固なデータチェック機能を搭載。印刷データの欠落や改ざん等の検証が可能となり、より安全・確実な帳票印刷が可能となる。さらに、利用により、FTP送信ではできない、SVFに対する印刷要求の正常完了をメインフレーム側で把握できる。

さらに、両者の連携により、顧客はメインフレームの堅牢性や安定性といったメリットを維持しつつ、オープンプラットフォームの併用によるシステム全体の最適化を実現できる。

ウイングアーク1stとセゾン情報システムズは、官公庁や金融業をはじめとしたメインフレームを利用中の顧客に対し、積極的に提案を実施していく。