NTTデータは6月30日、アジャイル開発手法の研究開発およびプロジェクト遂行を行うための専門組織として「Agile Professional(アジャイルプロフェッショナル)担当」を7月1日付で技術開発本部内に設置すると発表した。

同社はこれまで、アジャイル開発の展開およびプロフェッショナル人材育成の拠点としてインド、中国、ベトナムにAgile Professional Centerを設置し、各国でアジャイル開発のプロフェッショナル人材の育成やアジャイル開発手法に関する研究開発を行ってきた。

今回、法人顧客を中心に急増しているアジャイル開発案件のニーズにこたえるため、アジャイル開発手法を用いたシステム開発プロジェクトを推進・実行する役割を担う組織を新設した。

新組織は、国内・海外のNTTデータで培われたアジャイル開発のノウハウ集約を行う。具体的には、米国NTT DATAと日本のNTTデータで開発を進めてきた、アジャイル開発のメソドロジや導入サポートなどのノウハウを統合した「Agile One Solution」に対し、全世界のNTTデータにおけるノウハウを統合する。

「Agile One Solution」の概要

また、アジャイル開発のプロフェッショナル人材で構成されるプロジェクトチームを結成し、顧客の目指す新たなビジネス領域に必要なシステムを提供するほか、今後増加が見込まれるアジャイル開発プロジェクトに対応できるよう、計画的にアジャイル開発のプロフェッショナル人材の育成を行っていく。