エプソンは6月16日、インクジェット方式による業務用フォトプリンター「SureLab」シリーズのエントリーモデル新製品「SL-D700」を発表した。7月下旬より販売を開始する。
SL-D700シリーズは、65メートルロール紙に対応する大容量給紙と200mlの大容量インクにより、高い生産性も実現。さらに、エプソンが保有する画像処理技術と優れた色再現力をもつ「UltraChrome D6-Sインク」の採用により、人肌や暗部の階調を自然に再現するなど、銀塩プリントに引けを取らない高画質でプリントできるという。
DPEショップ向けには、プリンター本体と操作PC、モニター、大量の写真を簡単に処理することができる店舗向けオペレーションソフト「SureLab OrderController」を組み合わせたセットモデル「SL-D7SSC」も用意されている。
SureLab OrderControllerは、画像を解析して自動補正したり、大量の写真を簡単に処理できる六コマ検定機能を備えた、使いやすいインタフェースの業務ソフト。
A3、A2サイズ対応プリンター「エプソンプロセレクション」シリーズや大判プリンター「SureColor」シリーズにも対応可能なため、同様のオペレーションでA4サイズ以上のポスターやPOP作成プリントなど商材を増やすことも容易だという。
オプションソフト「SureLab Layout and ID」を使用することで、証明写真や文字入れ、フレーム合成プリントなどにも対応でき、プリント業務、スタジオワークフローをサポートする。
Windows/Mac対応ドライバーを使用すれば、汎用アプリケーションからのプリントが可能で、建築業における現場写真の出力や、アパレル業では商品写真の出力など、大量写真プリントが必要なオフィスにおいて短納期・高画質プリントを実現する。
エプソンダイレクトショップでは、「SL-D700S(単体モデル)モニターキャンペーン」を同日開始した。9月12日までに見積もりを依頼したユーザーを対象に、マーケティング活動への協力を条件とすることで、特別価格で販売するという。