Git - Fast Version Control System |
5月28日(米国時間)、Linuxカーネルのメーリングリストに投函されたメール「Linux-Kernel Archive: [ANNOUNCE] Git v2.0.0」が「Git v2.0.0」のリリースを伝えた。
Gitは分散型のバージョン管理システム。もともとLinuxカーネルのバージョン管理を目的に開発されたバージョン管理システムで、高速で多機能という特徴がある。人気の高いバージョン管理システムのひとつで、多くのプロジェクトで採用されている。
「Git v2.0.0」のリリースは当初の予定から1週間ほど遅れて実施された。これは準備リリースにおいてrequest-pullにリグレッションが発見されたためだと説明がある。最新版は次のURLから入手可能。
- https://www.kernel.org/pub/software/scm/git/testing/
- https://kernel.googlesource.com/pub/scm/git/git
- https://code.google.com/p/git-core/
- https://github.com/gitster/git
- git://repo.or.cz/alt-git.git
- git://git.sourceforge.jp/gitroot/git-core/git.git
- git://git-core.git.sourceforge.net/gitroot/git-core/git-core
「Git v2.0.0」ではpushのデフォルトのセマンティックがsimpleに変更されている。従来のセマンティックのまま使用したい場合にはpush.defaultの値をmatchingに設定すればよい。そのほかいくつか後方互換性に関する注意事項があるため、バージョンアップする場合には事前に確認することが推奨される。
メーリングリストの投稿には、新機能/機能強化点の紹介もある。詳細はそちらを確認してほしい。