NTTソフトウェアは5月13日、メール送信における添付ファイルのセキュリティに特化したファイル共有ソフトウェア「WatchDox(ウォッチドックス)」の新ラインナップとして、メールソフトと連携する「WatchDoxマルチメーラ対応ソリューション」を同日より販売開始すると発表した。

本ソリューションは、メールに添付されたファイルをWatchDoxアダプタが自動的に分離し、WatchDoxサーバに格納、メール本文には格納先のURLを自動的に挿入する仕組み。サーバに格納されたファイルにアクセスコントロールをすることで、受信者への印刷や閲覧などを制限できる。送信者は、メールの送信前・送信後のどちらでも権限を変更することができるという。

これまでのWatchDoxは、ファイルを保存する操作や、保存場所のURLをメールの本文に転記する作業などを行う必要があったが、本ソリューションでは、利用者はこの作業を行うことなく、通常のメール操作のみでOK。Microsoft Outlook、Becky! InternetMail、Thunderbirdなどの主要なメールソフトでの利用に加え、SMTPに対応するメールソフトに対応する。

WatchDoxマルチメーラ対応ソリューションの仕組み図

また、受信側が閲覧や転送などファイルがどのように利用されたかを操作履歴から追跡することが可能。これにより、不特定多数からのアクセスを回避できるほか、送信後のファイルの二次流通を防止することができる。

価格は、100ユーザーの場合で156万円/年(税別)。加えて初年度は1ユーザー当たり500円(税別)の初期費用を支払う必要がある。