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Netcraftは5月6日(英国時間)、「Thai Government websites infested with malware|Netcraft」において、2014年4月の段階でタイの政府系Webサイトの100近くが攻撃者にマルウェアを仕込まれ、マルウェアの配布用サーバとして使われていたと伝えた。これらWebサイトからは500を超える攻撃が確認されたとしている。マルウェアに感染した政府系Webサイトの85%がタイ政府に関連するものだと説明がある。
マルウェアに感染したサイトのうち7つがタイの警察当局に関するサイトだとされており、こうしたサイトでは攻撃者によってVBScriptが仕込まれていたと説明されている。またタイの軍関連のWebサイトも攻撃を受けており、クレジットカード情報などを引き出す行為に使われたと指摘されている。
世界の政府系Webサイトのうちマルウェアに感染したサイトはタイが85%と突き抜けて多く、次に中国の10%が続いている。残り5%がほかの国々の政府系Webサイトとされており、タイと中国の政府系Webサイトで95%という高さになっている。