NECは4月11日、統合型システム「NEC Solution Platforms」の仮想化・クラウドサービス基盤の新製品「Cloud Platform Suite(以下、CPS) R4」を、同日より販売開始すると発表した。

新製品では、従来の「エンタープライズパッケージ」、「スタンダードパッケージ」に加え、中小規模の仮想化基盤構築向けに仮想サーバ1台~始められる「ベーシックパッケージ」をラインナップに追加。また、SDNスイッチ対応セット、追加構築セットも合わせて発売する。

「Cloud Platform Suite R4」

主な特徴として、仮想サーバとしてラックマウントサーバ1台~始められるベーシックパッケージ~、最大64台のサーバ拡張が可能なエンタープライズパッケージまで、ユーザのシステム規模や要件に合わせた選択が可能で、また、SDNスイッチをL2スイッチとして標準搭載する「SDN対応セット」が全モデルに用意されている。

そのほか、中堅企業向けに、初期構築内容に加え、ユーザへのヒアリング内容とNECが基盤構築で蓄積したノウハウに基づき、ネットワーク、ストレージ領域、仮想サーババックアップシナリオ等の設定を追加で行う構築サービスと、仮想化基盤の日常監視手順、仮想サーバ運用操作手順、バックアップ・リストア手順等を記述した運用手順マニュアルをセット化した「ベーシックパッケージ 追加構築セット」を提供する。

価格(いずれも税別)は、「Cloud Platform Suite ベーシックパッケージ R4」が890万円~、「Cloud Platform Suite スタンダードパッケージ R4」が2,900万円~、「Cloud Platform Suite エンタープライズパッケージ R4」が3,900万円~、「Cloud Platform Suite ベーシックパッケージ R4 SDN対応セット」が1,090万円~、「Cloud Platform Suite スタンダードパッケージ R4 SDN対応セット」が3,100万円~、「Cloud Platform Suite エンタープライズパッケージ R4 SDN対応セット」が4,100万円~、「Cloud Platform Suite ベーシックパッケージ R4 追加構築セット」が1,090万円~となっている。