CA Technologiesは4月10日、Web API(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)のセキュリティ/管理を実現する「CA Layer 7」を発表した。

本製品は、ビッグデータ、クラウド・サービスの利用で急激に利用が拡大しているWeb APIを効率的かつ、セキュアに公開し、従来のWeb環境からモバイル・デバイスまで広範囲にカバーするシステム環境の構築、運用、マネタイズを支援する基盤ソリューション。

Web APIとは

今回、日本市場に投入されるソリューションは、CA Layer 7の中核であり、Web APIアクセスに対しポリシーを適用する「CA Layer 7 API Gateways」、Web APIの開発をサポートし、迅速な公開を行う「CA Layer 7 API Portal」、開発、テスト、本番運用までのライフサイクル管理を行う「CA Layer 7 Enterprise Service Manager」の3つ。

Web APIでセキュリティ管理が必要な理由

「CA Layer 7 API Gateways」は、場所を問わず企業とエンドユーザとの間に一元化されたポリシーの強制適応を実現。セキュリティの強制、アクセス・コントロール(トラフィック制御、スロットリング、アクセス・ログの収集)、SAML、OAuth、OpenID Connectの実装、Web API呼び出しの結合、バックエンド・システムの制御、リアルタイムなプロトコル変換、フォーマット変換、CA SiteMinderとの連携などを行う。

CA Layer 7 API Gateways」

「CA Layer 7 API Portal」

「CA Layer 7 Enterprise Service Manager」

ライセンスの提供方法は、CPU課金(VMware仮想アプライアンス、またはソフトウェア)、インスタンス課金(Amazon Web Services仮想アプライアンス)で提供され、参考価格は「CA Layer 7 API Gateways」が780万円/1CPU、「CA Layer 7 API Portal」が650万円/1CPU、「CA Layer 7 Enterprise Service Manager」が104万円/1Gateway(価格はすべて税別)。