NTTぷららは4月7日、同社が運営する映像配信サービス「ひかりTV」において4K映像のトライアル配信を実施すると発表した。4月8日より開始する。

NTTぷらら 坂東浩二氏

今回、4K映像が配信されるのは、ひかりTVで提供される各種プログラムのうちのビデオオンデマンド(VOD)の一部コンテンツ。NHKエンタープライズ制作の「微速度映像の新世界」、「高度8000mからの日本列島」、「神々の島・バリ」など5作品に加えて、NTTぷらら制作の「相撲4K」、「下町ボブスレー」、「宮里美香 Shot in 4K」など6コンテンツが用意されている。

トライアルは、NTT各社のショールームやエントランス、大手量販店で実施される予定。同社は10月の商用サービス開始を目指しており、6月には4K-IP放送のトライアルも始める。

なお、4K映像の配信を受けるには専用のチューナーが必要。映像の解像度は3840pix×2160pix、動画圧縮方式はH.265/HEVC、音声圧縮方式はAAC。最高で秒間60フレームに対応する。

そのほか、会見では、ひかりTVの方向性として、サービス・コンテンツを新技術に対応させて高度化を図る一方で、サービス・コンテンツの多様化にも努めていくことを説明。その一環として、「プレーンズ」、「トイ・ストーリー3」、「メリダとおそろしの森」、「ディズニーインフィニティ」「ディズニー エピックミッキー2 : 二つの力」など、国内初提供となるディズニー/ピクサーのゲームをリリースするほか、提供楽曲を1000万曲に拡充することなどが明かされた。

また、今後も引き続き対応通信キャリアを増やすとともに、スマートフォンやタブレットなど、マルチデバイス環境でシームレスに利用できる環境を整えていくという。

ひかりTVの方向性