libvirt - The virtualization API

仮想環境の管理用インタフェースとしては「libvirt」が広く採用されており、多種多様なソフトウェアでの利用という点から見ればデファクトスタンダードの位置にある。最大の特徴はサポートしている仮想環境の幅広さにある。現在サポートされているものだけでもKVM/QEMU、Xen、LXC、OpenVZ、VirtualBox、VMwareESX/GSXs、VMwareWorkstation/Players、Hyper-V、PowerVM、Parallelsなどのサポートしている。最新版であるバージョン1.2.2にはこれに加えてFreeBSD bhyveのサポートが追加された。

リリースノートやまたは開発者のブログ「Bhyve in libvirt」によれば、「libvirt 1.2.2」に導入されたFreeBSD bhyve対応機能は初期段階にあるとし、今後も開発を継続するとしている。将来的にはlibvirtを使用する管理ツールでbhyveを制御できるようになる。

bhyve(ビハイブ)はFreeBSD 10.0-RELEASEから導入された仮想化ハイパーバイザ。XenやKVMに相当する機能を提供する。Intelプロセッサの提供する仮想化支援機能の使用を前提としている。FreeBSDゲスト以外のサポートも開始されており、開発版ではほかのオペレーティングシステムも使用できるようになっている。NetAppがFreeBSDプロジェクトに寄贈したコードがベースとなった仮想化機能。