日本IBMは3月5日、米IBMが2月24日(現地時間)にマサチューセッツ州ボストンのCloudant買収について正式に契約を締結したと発表した。

Cloudantは、開発者がWebアプリやモバイル・アプリを作成するために、データベース機能をサービスとして提供するDBaaS(Database-as-a-Service)のプロバイダー。

Cloudantは、クラウド・ベースでJSON形式のデータを処理するサービスを提供。これにより、Webおよびモバイルの開発者は、使いやすいアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)を使用して、急増するモバイル・データを迅速かつ容易に格納し、アクセスできるようにする。

今回の買収は、さまざまなホスティング分野でクラウド・アプリケーションを開発・テスト・展開・拡大・縮小するためのツールやリソースを開発者に提供することにより、IBMのクラウド・ソリューションを強化するもの。現在、CloudantはIBM SoftLayerプラットフォーム上で稼働し、IBMによるSoftLayerクラウド・インフラストラクチャーへの投資をさらに広げている。

Cloudantの買収は、2014年第1四半期の完了を予定。買収後は、IBMソフトウェア・アンド・システムズ・グループ内の事業部門である、IBMの新組織、インフォメーション・アンド・アナリティクス・グループに統合予定となっている。