ヤフーは2月12日、「Yahoo!ショッピング」において、個人の出店申し込みの一般受付を開始した。

個人の出店申し込みの受付が始まったことで、Yahoo!プレミアム会員の登録と個人認証を行えば、「Yahoo!ショッピング」に自分の店舗を構えられるようになった。

同社は今年1月に、より早く簡単にストアを出店できるツール「ストアクリエイター」の個人向け提供を開始しており、同ツールを利用することで、最短数分でストアを出店することができる。

個人出店者との取引では、支払いに「Yahoo!ショッピングあんしん取引」が適用され、出店者は受け取り口座を設定するだけで、ヤフーが提供するオンライン決済システムを利用でき、スムーズに代金のやりとりが行える。

購入に関しても、「Yahoo!ショッピング」が出店者と購入者の間に入り、購入者が商品を受け取ってからストアへの入金が行われる仕組みで、ユーザーが安心して利用できるようになっている。

また、ヤフーは2013年10月に、日本のEC化率の向上とeコマースによる消費の活性化を目指し、「eコマース革命」と題して「Yahoo!ショッピング」のストア出店料(月額システム利用料)および売上ロイヤルティの完全無料化などの施策を発表している。その結果、当初2万店だった店舗数は3ヵ月で1万店近く増え、現在も多くの出店希望者が控えており、まずは事業者を中心に開店手続きを進めているという。