テレビ朝日は1月27日、日立製作所とともに、地上デジタルテレビジョン放送を用いた地域情報の提供や買い物支援、見守りなどの新たなサービス「総合生活支援サービス」の実証実験を開始した。実証実験は3月31日まで。

「総合生活支援サービス」は、地上デジタルテレビジョン放送対応のテレビをインターネットにつなぐだけで利用できるサービスで、操作はテレビリモコンで行う。

総合生活支援サービス 画面例

同サービスでは日替わりのお役立ち情報やコラムのほか、行政情報、地域イベント・コミュニティ情報、買い物情報などを提供する。主に高齢者世帯を対象に、地域との触れ合いや消費行動を促す狙いがある。

また、サービス提供者側は利用者の利用記録が把握できるようになっており、一定期間利用がない場合は電話などでコンタクトを取って安全を確認するという。

実証実験は独立行政法人都市再生機構(UR)の神奈川地域支社の協力を得て行われ、神奈川県横浜市磯子区の洋光台北団地の高齢者世帯を中心とした約50世帯が対象。

利用者に対する電話によるコンタクトはURの関連会社である日本総合住生活が担当し、システム面でのサポートは同じくURの関連会社であるURコムシステムが行うという。