セキュリティソフト会社「ESET」は12月24日、2013年11月度に検出したマルウェアのランキングを公表した。

日本のマルウェアランキング(11月度)は以下の通り。

  • Win32/TrojanDownloader.Small.AAB

1位のトロイの木馬は、インターネットから別のマルウェアをダウンロードしようとする。

  • Win32/TrojanDownloader.Waski.A

2位のトロイの木馬についても、インターネットから別のマルウェアをダウンロードしようとするタイプ。

  • Win32/Sirefef.FY

3位のトロイの木馬は、バックドアの機能を装備。これによってリモートから動きをコントロールできるという。

1位のWin32/TrojanDownloader.Small.AABについては、感染率が減少し続けている。2位のWin32/TrojanDownloader.Waskiはランクアップを果たしている。

どちらもダウンロード型トロイの木馬で、たいていの場合、感染システムに悪意のあるソフトウェアを追加ダウンロードして実行することを目的としている。

なお、世界のマルウェアランキングでは日本とは異なる結果が出ており、1位は「Win32/Bundpil」、2位は「LNK/Agent.AK」、3位は「Win32/Sality」となっている。