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Unixmenに掲載された記事「Twelve Vulnerabilities Have Been Fixed In Ubuntu 12.04, Time To Update」が、Ubuntu 12.10 LTSのセキュリティアップデートが公開されたこと、可能な限り迅速にこのアップデートを適用した方がよいことなどを伝えた。このセキュリティアップデートには12のセキュリティ脆弱性への対処が含まれているほか、ユーザのプラバシーなどに関する問題への対処が含まれていると説明がある。

これらセキュリティ脆弱性を利用された場合、リモートからDoS攻撃を受けた場合にカーネルメモリからセンシティブな情報が漏洩する可能性がある。最新のセキュリティアップデートを適用するには次のようにapt-get(8)コマンドを実行すればよい。

sudo apt-get update
sudo apt-get dist-upgrade

Ubuntu 12.10 LTSは長期サポート対象のバージョン。もともとデスクトップ(ワークステーション)用途で採用されることの多かったUbuntuだが、長期サポートの扱いやすさや強力なパッケージ管理システムなどの理由もあって最近ではエッジサーバの分野でUbuntuのLTS版が採用される傾向が続いている。エッジサーバとして動作させている場合など迅速なアップデートが推奨される。