米Nutanix Inc.は11月27日、グラフィック アプリケーションを多用する仮想デスクトップ向けに最適化された、統合インフラストラクチャー・ソリューション「NX-7110バーチャルコンピューティング プラットフォーム」を発表した。

「NX-7110」

同プラットフォームにより、導入企業は、仮想デスクトップを最大限のパフォーマンスで稼動させる単一インフラストラクチャーを構築することが可能となる。

「NX-7110」では、ユーザーが日々使用するものと同様のグラフィック アプリケーションを利用できるよう、NVIDIA GRIDとTeradici PCoIP双方のテクノロジーを融合しているが、デスクトップはあくまでも仮想的なものとなっている。NVIDIのGRIDおよびTeradiciのPCoIPハードウェア アクセラレータ ソリューションを、スケーラブルで高いパフォーマンスを誇るNutanixの仮想コンピューティング テクノロジーと組み合わせることで、仮想デスクトップをこれまでにはない規模と範囲に適用する。

導入企業は、高価で移動性に欠ける物理ワークステーションを使用することなく、どこからでも、どんなデバイスからでも必要なアプリケーションを利用。また、非常に負荷の高いグラフィック アプリケーションについても、廉価なラップトップやモバイルデバイスから、高価なデスクトップ・ワークステーション並みのパフォーマンスで利用できる。

さらに同社は、NX-3000およびNX-6000製品ファミリーとして、インテルのIvy Bridgeプロセッサーを採用した5つの新たなプラットフォーム製品を発表。新製品である「NX-3060」、「NX-3061」、「NX-6060」および「NX-6080」は、仮想化サーバ、プライベートクラウド、VDI、ビッグデータ環境などにおいて優れたコストパフォーマンスを発揮する。

これらのプラットフォームは、ホスト単体で最大115の仮想マシンをサポートし、既存のNutanixプラットフォームに比べ、30%のパフォーマンスが向上、また、NX-6020では、25%のストレージ容量のアップにより、データのアーカイブやストレージ容量を必要とするアプリケーションに対して、高いコスト効果でリソースを提供することが可能となる。