AWSは11月27日(米国時間)、RDBサービス「Amazon RDS for MySQL」で異なるリージョン間でリードレプリカを作成できるようする「クロスリージョンリードレプリカ(Cross-Region Read Replica)」を開始したとブログで発表した。
リードレプリカは、読み込み負荷を緩和する目的で提供されているレプリケーション機能の1つ。MySQLの標準機能を利用している。これまでも同じリージョンで複数のリードレプリカは作成できたが、今年11月上旬に行われたイベントRe: Inventでリージョンを超えて作成できるようにする機能強化が告知されていた。
MySQL 5.6を対象として、5つのリージョンについて、マネジメントコンソールとAPIコールから利用できるようになった。
ユースケースとしては、ディザスタリカバリの改善、グローバルでのスケールアウト、リージョン間でのマイグレーションを挙げる。作成はマネジメントコンソールから行うことができ、Amazon CloudWatchを使ってモニタリングが可能。リージョン間のデータは共通鍵で暗号化される。