日立ソリューションズは、長年のシステム構築の経験で培ったノウハウを活かし、ソースコードを分析・レポートする独自のツールを開発し、「ソースコード分析サービス」として11月19日から提供すると発表した。
このサービスでは、顧客はソースコードを開示することなく、多面的に品質を自動分析し、ソースコードに潜在するバグや類似表現、複雑なロジックなどを自動的に抽出し、ソースコードの実態や改善点を把握できる。これにより、プログラムの品質確保やテスト工数の削減を図ることが可能となる。
同サービスは、C、C++、Javaの言語を対象に、ソースコードに存在するクローンコード(類似のコード)を抽出する「クローン分析」、 ソースコードのロジックの複雑さを明確化する「複雑度分析」、静的解析によりコーディングレベルでの品質状況を分析する「品質分析」、各種分析結果に基づくプログラム全体の見える化する「品質マップ」の各分析を行う。
分析サービスは、関数レベルでのソースコード分析を実施する「分析サービス(Standard)」、メトリクス抽出ツールを利用し、ソースコードの開示なしで「分析サービス(Standard)」を利用できる「分析サービス(Standard Plus)」、顧客ニーズに対応したレポート形式のカスタマイズや、ソースコードの改善提案を行う「分析サービス(Professional)」などを提供。価格は個別見積もりとなっている。