NECエンジニアリングは10月31日、物品管理システム「SmartAsset(スマートアセット)」を活用したクラウドタイプの工具持出・返却管理システムの提供を開始し、第一号ユーザとしてPeach Aviationに納入したと発表した。

「クラウドタイプの工具持出・返却管理システム」利用イメージ

同システムは、工具に貼り付けたRFタグと社員証の読み取りを連動させることで、「誰が」「いつ」「何を」持ち出し、返却したかをリアルタイムで正確に管理することが可能。

クラウドによりサービス提供されるため、高額な初期投資を低減できるだけでなく、サーバなどの保守・管理も自社で行う必要がない。これにより、本来の業務にリソースを集中する事ができるとともに、業務上必要なシステムに対しても持たざる経営が実現でき、コスト削減が可能となる。

今回、これらの特長が、国内初の本格的LCC(ローコストキャリア) Peach Aviationの「安心安全の提供」と「低コスト」の両立を求める同社のニーズに合致したことにより、導入に至った。

NECエンジニアリングは、工具だけでなく情報セキュリティ強化の観点からノートパソコンやタブレット端末などの資産に対する管理強化の必要性を感じつつも、導入費用、管理費用の両面から本格的なシステム導入を躊躇されている、中小・中堅のあらゆる企業を中心に本システムの拡販を行い、今後3年間で50ユーザの獲得を目指す。