カスペルスキーは10月29日、1本でWindowsやMac、Androidに対応するコンシューマ向けセキュリティ製品の最新版「カスペルスキー 2014 マルチプラットフォーム セキュリティ」を発表した。
パソコンやスマートフォン、タブレットなど、インターネットを楽しむ端末の種類が増えた現在、1ユーザーが複数のデバイスを持つことが当たり前になりつつある。その一方でデジタルライフの多様化に伴い、インターネットの脅威も深刻化している。
カスペルスキー 2014 マルチプラットフォーム セキュリティは、Windows 8.1を含むWindowsおよびMacコンピュータ、さらにAndroid スマートフォンやタブレットにも対応しており、複数のデバイスを使うユーザーをあらゆる脅威から守るセキュリティスイート製品となっている。
新機能では、PCの画面を強制ロックするマルウェア対策の「不正ロック対策」や、信頼できるアプリだけが使える特別な操作モードを提供する「実行アプリケーションの制限」などが提供される。なお、Android向けの新機能では「遠隔アラーム」と呼ばれる端末紛失時にアラームを鳴らして場所を確認できる機能が追加されている。
また、クラウドサービスやSNSを利用する際、ユーザーが使用するデバイスが何であるかによらず、アクセスする情報は同じという考え方から、カスペルスキーは「守るべきものは"デバイス"ではなく"個人に紐づく情報"」と定義。この発想の下、カスペルスキーは以前より、使用ライセンスを従来の台数ベースではなく"個人"に設定したパッケージプラン「プライベート版」を用意している。
今回新たに発売するカスペルスキー 2014 マルチプラットフォーム セキュリティでは、台数や人数の制限なくユーザーの家族が利用するすべてのデバイスを守る「ファミリー版」を提供する。ライセンスは10台分用意されており、11台以上を利用する場合はサポートセンターに問い合わせることで必要なライセンスを追加提供してもらえる。
パッケージ版は、「1年ファミリー版」が9324円、「3年ファミリー版」が1万5540円。個人用の「1年プライベート版」が7140円、「3年プライベート版」が1万1340円。1年間有効なライセンスを2つ同梱した「1年1台ツインパック」は7140円。ダウンロード版では、2年契約のバージョンも用意されている。