日本オラクルは10月8日、オラクルのエンジニアド・システムで最も高速な「Oracle SuperCluster T5-8」をKDDIが世界で初めて採用し、移動体コアネットワーク向け認証システムを増強すると発表した。同システムの本格稼働は11月を予定している。
これまで以上に大量なデータの高速処理が必要になることを想定し、認証システムに世界最速のマイクロプロセッサを搭載したSPARC T5-8サーバーで構成する最新のOracle SuperCluster T5-8を採用した。
KDDIは、移動体コアネットワーク向け認証システムの増強について、「既存のSPARC M3000サーバー40数台分の性能を1台に集約」「4台のOracle SuperCluster T5-8でシステム全体の性能が12倍向上し、将来の需要増に対応できる」「仮想化技術の採用で、将来、柔軟に性能を拡張できる」といった特長を評価し、Oracle SuperCluster T5-8を採用したとしている。