秋は何かと意欲が湧きやすい季節。そんな時だからこそ、モチベーションの仕組みを理解して自己管理に生かし、長続きのコツをつかんでおきたい。

Dumb Little Manの記事「どうやってモチベーションを高め、フォーカス、組織、生産性を改善して目標を達成するか(原題:How To Motivate Yourself and Improve Focus, Organization and Productivity to Reach Your Goals」に役に立ちそうなポイントがあるので紹介したい。

モチベーションの仕組みを考えたことがあるだろうか。やみくもに自分のやる気を振るわせたり意欲を喚起するのは無理がある。

「何らかの成功の定義があり、これに向かって現実的なアプローチをとりつつフォーカスを見失わないようにする」ということがモチベーションの役割だ。これは、状況を見ながら適宜修正していく必要がある目標といってもよいかもしれない。

つまり、成功の定義とモチベーションとは相互依存の関係となっており、どちらが欠けても成立しない。

ではモチベーションを高める、あるいは維持するにはどうすればよいか。記事では以下の対策を伝授している。

逃げられない!

モチベーションが低いときは往々にして、嫌な仕事や作業のときではないか。"ぐずぐずしてしまう"背景には、時間がたてばやらなくてすむかもという無意識の期待があるかもしれない。

残念ながら、そういうことはない。やらなければならないことは、時間がたっても同じで、負担が軽減されるようなことはないはず。場合によっては、負荷が増えるものもあるかもしれない。それを意識に刷り込んで、先延ばししないことが重要である。

最初と最後にご褒美を

今から仕事を始めるという時に、ラテやちょっとしたスイーツなど、好きなものを用意して気持ちを高めるのも一つの手だ。

今日は頑張るという日に「お気に入りの服を着る」というのも効果がありそうだ。初めだけではなく、終わりに楽しいことが待っているというのも効果がありそう。受験生の頃、やる気を出すために、あれこれ試したトリックを思い出してはいかがだろう?

細分化

もしも目標や課題が大きいのであれば、細分化して少しずつ片付けていこう。

逃げたくなるような大きな課題であっても、小さくなると具体的になり、取りかかりやすくなるかもしれない。あるいは、1日数時間と区切るのもよさそうだ。

楽しく

やらなければならないと分かっているし、逃げられないとも分かっている。やったらいいことがあることも分かっている。

それでもモチベーションが上がらないという時は、「作業が楽しくないから」かもしれない。

ここで「なんとかして楽しいものにできないか」という創造力の出番だ。ジョギングに行く気がしないのであれば、ジョギング中に好きな音楽を聴く、ウェアに凝って見る。

資料の作成が面倒であれば、お気に入りのカフェで仕事をする、カラフルな付箋など文房具に凝ってみるといった、自分にあった「楽しみ」をくっつけられないかを考えてはいかがだろうか。