独SAPは9月20日(英国時間)、最新のデマンド管理ソリューション「SAP Enterprise Demand Sensing」を発表した。サプライチェーン向けソリューションを補完するもので、短期のデマンド予測を正確に把握することで、在庫切れ対策などにつながるとしている。

SAP Enterprise Demand Sensingは、市場情報をリアルタイムで把握できるツール。企業はこれを利用して需要の管理、ビジネスプランニングのプロセスを最適化できるという。フォーキャストトレンドのキャプチャと比較、デマンド分析と他のフォーキャストソースの組み合わせ、過去のフォーキャスト精度の分析などにより、正確なデマンド予測を目指す。デマンドフォーキャストを改善することで在庫やコストの調整を改善でき、最終的に売上げアップにつながるとしている。

SAP Enterprise Demand Sensingは、同社のインメモリデータベースをベースにした新しいアプリケーション「SAP Demand Signal Management」のローンチに続くものとなり、2つのアプリケーションと「SAP Advanced Planning and Optimization」を組み合わせることで、エンドツーエンドの包括的なデマンド管理ソリューションを提供できるとしている。