マクニカネットワークスは9月18日、シトリックス・システムズ・ジャパン(以下、シトリックス)が提供するアプリケーションデリバリーコントローラ「Citrix NetScaler(以下、NetScaler)の新機能「HDX Insight」の提供を開始すると発表した。

「HDX Insight」機能概要

本機能の対応機器は、「Citrix NetScaler MPX、VPX、SDX」、対応ファームウェアは「NetScaler 10.1以降のリリースバージョン」。

これまでマクニカネットワークスでは、NetScalerの「ICA Proxy」機能を使用し、Citrix XenDesktop/Citrix XenApp環境(以下、XenDesktop/XenApp環境)と各種クライアント端末をセキュアに繋ぐリモートアクセスの仕組みを提案してきたが、最新ファームウェア(バージョン10.1)のリリースに伴い、新たに「HDX Insight」機能が追加されたことを受け、XenDesktop/XenApp環境の運用を新たな視点で最適化する提案を開始。

「HDX Insight」はシトリックス独自の可視化技術により、サーバ側/クライアント側それぞれのネットワークの遅延や、ユーザが起動しているアプリケーションや起動回数・起動時間など、様々なデータを一元的に収集することを可能にした。

ユーザ単位やアプリケーション単位でリアルタイム分析ができるため、管理者の問題切り分けにかかる負担を大幅に軽減。さらに、ライセンスアップグレードで、過去のデータを蓄積しながら時期をさかのぼっての分析もできるため、XenDesktop/XenApp環境を取り巻くクライアント、サーバー、ネットワーク全体の最適化を考える材料として活用することができる。