大日本印刷(以下、DNP)は8月5日、カポイントード裏面の磁気層の代わりに、カード表面に印字したバーコードを読み取り、ポイントを管理するバーコードリライトカードシステムを発売すると発表した。

バーコードリライトカードシステム 「スタンドアロンタイプ」/「上位連動タイプ」

印字面(例)

リライトカードは、裏面の磁気層を無くし、従来式黒発色カードよりも約30%の低価格化を実現。リーダーライターは、磁気情報の読み取り機能を省き、価格を約30%低減し、筐体サイズを20%小型化。また、カードは約200回の書き換えが可能で、磁気層を省略したカード裏面にフルカラー印刷が可能で、デザイン性の高いカードによる訴求力の向上を実現する。

このシステムの導入により、ポイント管理や会員の購買履歴の把握が容易になるほか、カードに印字された2次元コードをスマートフォンなどで読み取り、特売情報を提供するなどのプロモーションも可能となる。

また、リライトカードは金融機関や旅行会社などの整理券や数量限定商品の引き換え券としての利用や、会員証のほかにレシートなどで返却情報を知らせる図書館などでの利用が可能で、導入した企業は繰り返し使用でき、環境にやさしいシステムとしてアピールが可能となる。

価格は、バーコードリライトカードが、3万枚ロット時で30円/枚(裏面は4色印刷)。リーダーライターは、スタンドアロンタイプが100台ロット時で1台9万5,000円。上位連動タイプ(パソコンなどに接続して制御)、100台ロット時で1台6万5,000円。