ウェザーニューズは7月24日、ゲリラ雷雨の被害を減らすことを目的として、スマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」において「ゲリラ雷雨防衛隊」のメンバー募集を開始した。同社によると、今年のゲリラ雷雨の発生回数は昨年の3.5倍になると予想されているという。

「ゲリラ雷雨防衛隊」の仕組み

「ゲリラ雷雨防衛隊」は、従来の気象観測技術では予測が難しいゲリラ雷雨を「人」によって監視する取り組み。隊員がリポートとして送信したコメントや写真を、高頻度気象レーダー「WITHレーダー」や、全国3000ヵ所に設けられた観測システム「ソラテナ」のデータと合わせて判断することで、ゲリラ豪雨の早期発見が可能になるという。また、ゲリラ豪雨の発生をメールで通知するサービスも提供される。

リポート送信画面のイメージ

WITHレーダーの設置イメージ

ソラテナ

「ゲリラ雷雨防衛隊」は今年で6年目に入り、昨年度の登録隊員数は8万人となっている。8万人の監視データを活用した昨年は、平均9割以上の確率で全国のゲリラ豪雨を事前に予測し、平均56分前にメールで通知することができたという。同社は、今年はゲリラ雷雨の事前補捉率90%以上、発生30分前の通知を目指すという。

「ゲリラ雷雨防衛隊」実績 2012年8月3日~9月30日(発表資料より)