富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は7月11日、ソーシャルメディア用コンテンツ管理システム「WebコアSNS」で、従来より対応していたFacebookだけではなく、Twitterにも対応したことを発表した。同日より販売を開始する。

WebコアSNSは、ソーシャルメディアへの記事作成から承認、公開までのプロセスをワークフロー上で行う。複数ページへの一元配信により効率的なソーシャルメディアの活用が行えるほか、「アーカイブ機能による承認履歴管理」や「過去に投稿した内容の閲覧」ができるため監査証跡などにも利用できるとしている。

機能としては、サーバーにインストールするだけですぐに利用できる点や、公開日時指定によるスケジュールに沿った投稿の公開、ソーシャルメディア上での公開イメージをプレビュー表示することで視覚的に確認することができる点が特徴だという。

WebコアSNS運用イメージ

富士通SSLでは、WebコアSNSを2012年6月より提供してきたが、顧客より「Facebookに加えてTwitter運用も行いたい」との要望が多くあったことから、対応を拡大したと背景を説明している。

販売価格は、「WebコアSNS基本パッケージ」が1アカウント利用で89万2500円で年間保守費が13万3875円。追加ライセンスは1アカウント追加ごとに18万9000円、年間保守費が2万8350円となる。FacebookとTwitterを同時に利用する場合には2アカウントが必要。

また、HTMLなどの知識がなくてもWebコンテンツが作成可能な同社ソリューション「WebコアEnterprise」の契約者は、1アカウントを無償で利用できるという。

富士通SSLでは、2年間で500ユーザーの契約を目指している。