NECビッグローブは、7月3日から、中小規模企業のアジャイル開発導入を支援する「開発お役立ちパック」の無償提供を開始した。

このパックは「BIGLOBEクラウドホスティング」上で提供するサービスで、効率的なアジャイル開発を実現する3つのオープンソースソフトウェア(OSS)と、BIGLOBEが独自に作成した利用ガイドのセットとなる。

「開発お役立ちパック

提供するOSSは、進捗を管理する「Redmine」、プログラム(ソースコード)のバージョンを管理する「Git/GitLab」、テストを自動化する「Jenkins」の3つ。3つのOSSやプラグインを「BIGLOBEクラウドホスティング」のサーバにインストールした上で提供する。利用ガイドでは、BIGLOBEが自社内での開発経験を活かし、必要な設定や手順を解説している。

同社によれば、サーバとOSSを個別に調達した場合、サーバの準備、動作確認、初期設定などに1カ月程度の準備期間が必要となるが、本パックを利用することで、最短10分で開発環境の構築が可能となるとしている。

なお、本パックは「BIGLOBEクラウドホスティング」で利用できるソフトウェアをラインアップした「クラウドアプリストア」上で提供するもので、「BIGLOBEクラウドホスティング」の料金のみで利用可能。

BIGLOBEでは、本パックを提供することで、初期投資や導入工数などの負担を軽減し、中小規模企業のアジャイル開発導入を支援する。

さらに、本パックはクラウドサービス上で提供するため、複数の企業や拠点で分散開発する場合にもクラウド上でタスク管理、進捗管理情報などを共有できる。