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アベノミクス効果を感じているかどうかはさておき、社会に出て数年たった人なら、残念ながらお金と労働量(がんばり)とは必ずしも比例しないことはもうご存知だろう。
OpenForumが「あの人があなたより稼いでいる5つの理由(原題 : 5 Reasons Stupid People Make More Money Than You)」という記事を掲載している。
ダメそうに見える人、どちらかというと"できない"人、まじめに働いていない人がお金持ちだということがままある。一生懸命働いている人にとっては、不公平に感じる現実だ。記事によると、このような人がお金を稼いでいる理由は以下にあるという。
1.金持ちはますます金持ちに
財務的な成功は一生懸命働いた結果やスキルが原因ではない。単に遺産を相続したからという場合もある。親の世代の所得と子どもの所得と相関関係があることも指摘されており、日本でも「格差社会」として取り上げられることがある。
できること : 他人の幸運を恨んでもしょうがない。あなたが中小企業のオーナーなら、必要なのは投資家だ。
2.よい遺伝子
外見がよいことと財務的成功は少なからず関係があるという意見がある。イェール大学卒の経済学者、Daniel Hamermesh教授によると、見た目がいい人が生涯で稼ぐ金額は平均的な人よりも23万ドル多いとのこと。また、オーストラリアで行われた研究では背が高い人は知的レベルが高く、強いと思われる傾向があり、自分より5センチ低い人より年間1000ドル多く稼いでいることが分かったという。
できること : 遺伝子をコントロールすることはできないが、自分のイメージはコントロールできる。姿勢よく立って、歯切れよく自信を持った話し方をしよう。周囲の反応がすぐに変わるだろう。
3."いい人"をやめる
調査の紹介が続くが、感じのよい人、すぐに(なんでも)引き受ける"いい人"は、そうではない人よりも18%稼ぎが少ないという結果がある。女性の場合、差は5%とそれほどでもない。男性は多少荒っぽいほうが交渉に有利なのかもしれない。
できること : だからといって、交渉をうまく進めるには荒っぽいことが大切なのではない。双方にとって最も大切なことを満たすことが大切だ。
4.ごますり上手
顧客やパートナーにごまをすったりおだてたり、食事に連れて行ったり、高価な贈り物したりといった作戦をとる人がいる。最初の契約は獲得できるかもしれないが、これでは維持することは難しい。
できること : 短期であれば、誰だって顧客を"買う"ことはできる。だが、顧客のハートをつかみロイヤル顧客になってもらうためには、ちゃんとしたサービスや製品を提供するしかない。
5.単にラッキーな人
Bill Gates氏とIBM、Jeff Bezos氏がAmazonをスタートした当時のドットコムブームなど、ビジネスには運とタイミングがよかったというケースがある。IBMがDOSのコードを所有していたらMicrosoftは誕生しただろうか?
できること : 誰にも予言できないのが運だ。だが一生懸命働いていれば、チャンスが見えることがあるはずだ。