4月に新入社員を迎え、上の立場になったという人も多いだろう。チームやグループをまかされているなら、メンバーを助けるという意識をもちたいところだが、一体どうすればよいのだろうか。Forbesが、「人を助けることで自分の成功につなげる10の方法(原題 : 10 Ways To Help Others That Will Lead You To Success)」という記事で、具体的な方法を紹介している。業績アップや管理に意識をとられ、「助ける」という意識が少なくなっているのなら、必読だ。

一口に助けるといっても、職場は友達とは違う。自分の仕事をこなしながら人を助けることは、時として自分のスケジュールが狂うことにもなる。記事によると、職場での助けの基本的な考え方は以下のようになるという。

1.相手にとって大切なことは何か

助けるにあたって考えるべきは、あなたが助けようとしていることがその人にとって価値があることなのかどうかだ。一方的な押しつけではなく、相手が解決や支援を必要としていることは何なのか? どのようなアプローチを重視しているのか?

これを割り出すにはコミュニケーションを心がけるしかない。

2.知識のシェア

最も簡単な方法がこれ。自分が知っていること、知っておいた方がよい情報などを積極的にシェアしたい。シェアされた人が助かるだけでなく、シェアするあなたも自分の専門知識を示すことができる。これによりプロ意識が生まれ、さらに専門知識を身につけたいというモチベーションにもつながるだろう。

3.リソースのシェア

知識に加えて、自分が持っているリソースも共有しよう――たとえば自分のチームは人が足りているから隣のチームに応援部隊を出す、余っている設備や道具などを提供する、などだ。

4.自分の時間を注ぐ

時は金なり。だから、人は時間を費やして助けてもらったこと、必要なときに得られた助けを覚えている。時間のボランティアをしよう。

5.チャンスを与える

営業など仕事上のチャンスを知らせることも重要だ。慣れたあなたにしか見えないチャンスや潜在性があるだろう。それをチームの誰に配分するのがよいのかを考え、適切なタイミングで知らせたい。

6.間違いはきちんと伝える

建設的な批判をきちんと受け止められない人もいる。だが、悪い点や間違いをきちんと指摘することは重要な"助け"だ。指摘するだけではなく、ぜひとも、どうやったら改善できるのかを合わせて伝えたい。嫌がる人もいるだろう。だが自分と一緒に仕事をしている人を助けることは、チームや会社の効率アップや成功につながるのだ。

7.褒める

相手を褒める・認める方法はいろいろある。スピーチやプレゼンで褒めたい人の名前を挙げてもいいし、LinkedInなどで推薦するのもよい。小さいチームなら、自分たちで賞を作ってみるのもよい。チームのモチベーションもあがるだろう。