米Amazonは5月29日 (現地時間)、Amazonアカウントを使用してセキュアかつシンプルにアプリ、ゲーム、Webサイトにログインできるようにする「Login with Amazon」を発表した。
Login with AmazonはOAuth 2.0認証フレームワークをベースにしたログインサービスだ。Amazonユーザーは対応するアプリやWebサイトでAmazonアカウントを用いて素早くログインでき、アカウントプロフィール内の特定の要素の共有を選択できる。
開発者は無料でLogin with Amazonを使用でき、Amazonは同サービスの開発者センターにおいて、コードサンプル、AndroidおよびiOS向けのソフトウエア開発者キット (SDK)を配布している。「信頼性の高いAmazonのサインイン・ソリューションを活用することで、アプリ開発者やWebサイト所有者は顧客に素晴らしい体験を提供することに専念できる」とAmazonのEコマースサービス担当VPのMichael Carr氏。
Amazonは傘下のZapposとWootで試験的にLogin with Amazonを導入していた。Zapposでは新規ユーザーの40%がAmazonアカウントの使用を選択。WootでもAmazonアカウントを使ったログインを選択する新規ユーザーが他のソーシャルログインの2倍程度と多く、また注文コンバージョン率が最も高いという。