東芝ソリューションと日立ソリューションズは、人事関連ソリューションで協業を強化し、日立ソリューションズは、東芝ソリューションの人事・給与ソリューション「Generalist(ジェネラリスト)/HR/PR」の販売を4月24日から開始すると発表した。

東芝ソリューションは1998年から人財管理ソリューション「Generalist」の販売を開始、約2200社へ導入してきた。また、日立ソリューションズは、1994年から従業員フロントソリューション「リシテアシリーズ」の販売を開始し、約920社の導入。そして、従業員の健康管理およびコンプライアンスの徹底を背景に就業管理システムのニーズが高まり、2010年からは、東芝ソリューションが「Generalist」の就業管理モジュールとして日立ソリューションズの「リシテア」を採用し、「GeneralistPowered by LYSITHEA(リシテア)」として販売を行ってきた。

今回、日立ソリューションズは得意とする中堅から大企業への対応を強化することを目的に、人事制度や業務など多様化する要望に柔軟に対応する、豊富な機能を取り揃えた東芝ソリューションの「Generalist/HR/PR」の販売を開始する。

双方の人財管理パッケージソフトの連携をさらに図ることで、それぞれのシステムに集まる大量の人事データを統合的に管理することや有効活用することが可能となり、経営層から現場管理者までが迅速なマネジメントを行うことができるようになる。また、就業管理をはじめ、キャリアマネジメントや健康管理などのデータと人事・給与のデータをシームレスに連携し、顧客の課題を解決する最適なシステムをトータルに提案していく。

両社は連携により、中堅から大企業が抱える多様な雇用形態や処遇制度などへの課題に柔軟に応え、また、人事業務における従業員の業務効率の向上や、採用から入社、キャリア育成などの中長期的な人財戦略実行までの業務をトータルに支援することで、人事関連ソリューションにおける市場のシェア拡大を目指す。