SCSKは4月18日、住宅ローン専門の金融機関(モーゲージバンク)向けのクラウドサービス「住宅ローン管理システム」を提供開始した。同サービスは、SCSKのデータセンター「netXDC」を運用基盤とする「USiZE netXCloud」をベースに展開される。サービス利用料(年額)は600万円~。

住宅ローン管理システムは、フラット35のローン申し込み受領から融資を実行するまでの業務をサポートする「案件管理システム」と、融資を行ったあとの請求・回収業務をサポートする「回収管理システム」で構成される。ローンの契約・書類・請求管理といった、一連のローン業務をサポートするものだ。

モーゲージバンクによっては、独自のローン商品や業務方法を有している場合があるが、こうした個別の案件に合わせたカスタマイズにも対応。その他のシステムとの連携機能などによって、業務の効率化を図ることができる。クラウドサービスとして提供されるため、費用を抑えつつ短期間で導入することが可能となった。

なおSCSKは、住宅ローン管理システムの本格的な提供開始に先立ち、ハウス・デポ・パートナーズに採用されたことも発表している。