サイバーエージェントは、子供を持つ20~30代の女性を対象に、家事や育児におけるスマートフォン活用の実態を調査した。同社によると、対象者の約9割がスマートフォンが家事や育児に役立つと回答し、約3割が家計のやりくりを実践していると答えた。

今回の調査は、子供を持つ20~30代の既婚女性500名を対象とし、2013年3月13日~15日にかけて行われた。

スマホは家事や育児に役立つ

回答者の77%が「スマートフォンを利用するようになって、家事や育児における行動が変化したことがある」と答えた。

具体的には「料理のレシピをスマートフォンで検索し、それを見ながら料理をするようになった。」(29歳・東京都)、「子どもがぐずったときに動画をみせて泣き止ませたり、子どものひらがなの練習に利用したりするようになった。」(28歳・兵庫県)などという回答が寄せられた。

加えて、回答者の89%が「スマートフォンは、家事や育児に役立つアイテムだと思う」と答えた。

スマホで節約/お小遣い稼ぎ

また、同社では、家事や育児に関するスマートフォンの活用状況について、具体的な質問を行った。

料理方法の検索や買い物などの「家事」については、全体の82%が活用。知育アプリの利用や泣き止ませなどの「育児」については、全体の54%が活用していた。

また、節約情報の検索やポイントアプリの利用など、「家計のやりくり」に活用しているユーザーは31%になり、「今後活用したい」とするユーザーも46%にのぼった。

「家計のやりくり」について、より具体的な回答としては、「ポイントアプリでポイントを貯めて、ギフト券に換えている。(25歳・静岡県)」、「オークションサイトのアプリで使わなくなったものを売っている。(29歳・長崎県)」などの回答が多かったとしている。

さらに「スマートフォンでお小遣い稼ぎをしたことがありますか」という質問に対しても、34%が「ある」と回答。具体的には、フリーマーケットやオークションを利用して、不用品を売って新しいものを買うというユーザーが目立った。

サイバーエージェントでは、今後ますます「家計のやりくり」をスマートフォンで実践するユーザーが増えていくと予想している。