東京カレンダーは、インターネットを通じて広く資金を集め、「食」にまつわる新しいプロジェクトを実現する「東京カレンダーファンド」を3月27日に開設したと発表した。
東京カレンダーは、「食を中心とした都市型ライフスタイルの提案」をコンセプトに、月刊誌「東京カレンダー」の発行をはじめWEBメディア事業を展開、「東京カレンダーファンド」においても、飲食業界関係者に新しいビジネスや企画にチャレンジできるプラットフォームを提供することで、日本の食文化の発展と新たなライフスタイルの実現を目指す。
開設した「東京カレンダーファンド」は、ワンモアが提供するクラウドファウンディングASPサービス「GREEN FUNDING」を利用。クラウドファンディングとは、インターネットをつうじて多くの支援者から少しずつ資金を募り、あらゆるジャンルのプロジェクトを実現する方法で、2012年には世界市場規模が約2,800億円に成長し、米国では最大手サイト「kickstarter」内の流通額が約300億円を突破したことから、昨今、日本でも注目されている。
現在、「フラミンゴワイングラス開発(起案:プロダクトデザインチームMicroWorks)」、「日本未輸入のテキーラを20種メキシコで買い付け(起案:日本テキーラ協会)」、「宇宙技術を応用!アイスクリームを極上の食感で食すためのスプーン開発!(起案:CSイノベーション)」の3つのプロジェクトで資金を募集している。
各プロジェクトに資金の募集期限とプロジェクト実行に必要な目標金額が設定されており、期間内に目標金額が集まれば、プロジェクトが成立し、起案者の活動を支援する。一方、目標金額に達しなかった場合は、資金は支援者に全額返金される。また、資金提供者は出資金額に応じたリターンを選ぶことができ、リリースパーティーなど普段では体験出来ない特別なイベントに参加できる。
今後は、雑誌との連動による商品開発やレストランでの読者参加型イベント、ムック本の制作などプロジェクトの起案を募り、2013年末までに計50プロジェクト、5,000万円の資金調達支援を目指す。