伊藤忠テクノソリューションズは2日、Cleversafeと国内で初めて販売代理店契約を締結し、Cleversafeが開発した無制限に拡張可能なクラウドストレージ製品Cleversafeシリーズの日本国内における販売・構築、保守サービスの提供を開始すると発表した。

同製品は、パリティと呼ばれる誤りを訂正する符号を用いた独自のストレージ冗長化技術によってデータを分散保存する。そのため一般的なストレージシステムでは実効容量に対して4倍から8倍程度必要と言われている物理容量を、より高い信頼性を保ちつつ2倍以下まで減らすことができる。また、拡張性の上限を左右するファイルの管理情報をあわせて分散させ、管理情報自体の制限をなくすことで無制限に拡張できる。

Cleversafeのデータ格納イメージ

同製品の最小構成は1,200万円からで、通信業界やISP業界をターゲットに、今後3年間で50億円の売上を目指すとしている。