東京都交通局は3月15日、都が運営する多摩川第一発電所など3箇所の水力発電の売却先公募について、選定結果を発表した。

契約締結予定事業者は特定規模電気事業者のF-Power(東京都品川区)で、契約期間は2013年4月から2015年3月まで。

F-Powerの単価提案は14.50円/kWh。多摩川第一発電所(最大出力19,000kW)、多摩川第三発電所(最大出力16,400kW)、白丸発電所(最大出力1,100kW)の3発電所での目標売却電力量は、2013年度で116,782,000kWhとなっており、年間の売却額は約17億円となる。

これまで東京都は東京電力と売却契約を結んでいたが、今回の公募では18社が説明会に、9社が競争入札に参加した。これまでの売却単価は約9円/kWhで、年間の売却額は約10億円であったため、今回の公募によって約7億円増えることになる。