ATEN(エイテン)ジャパンは、単体で最大9箇所のコンソールポートから別々のサーバに同時アクセスできるマトリックスKVMスイッチKM0932/KM0532と、これらの製品とのデイジーチェーン接続用ポート拡張ユニットKM0032の計3機種について、新機能追加バージョンを発表した。

「KM0932」

同時に、本モデルの対応コンピューターモジュールの新製品として、スマートカードリーダー対応の「KA7177」と、デュアルバス対応の「KA7178」の計2機種を発表した。

「KA7177」

「KA7178」

既に本製品を利用の場合は、新バージョンのファームウェア(V2.0.192)を適用することで新機能が利用できる。

新バージョンでは、最大18ユーザーによる同時アクセス、サーバパスの二重化、コンソールとポートのグルーピング機能でマルチヘッド出力の機能強化が行われている。

最大18ユーザーによる同時アクセス(KA7178使用時)では、KM0932は通常単体で9コンソールまでご利用できるが、コンピューターモジュールKA7178をそれぞれ2台のKM0932のPCポート側に接続することにより、最大18(9×2)コンソールまでユーザー数を増設することが可能になる。

サーバパスの二重化(KA7178使用時)では、コンソールの接続に使用するコンソールモジュール(KA7230、KA7240)のライン入力ポートにマトリックスKVMスイッチをそれぞれ接続し、サーバはデュアル出力対応のコンピューターモジュールKA7178で接続すると、そのサーバへのパスを二重化することができる。

10~18ユーザーでサーバーにアクセスする場合

同一コンソールからサーバーへのアクセスを二重化

コンソールとポートのグルーピング機能でマルチヘッド出力では、コンソールとポートをグルーピングすることができる。これにより、マルチヘッドのビデオ出力に対応したサーバもマトリックスKVMスイッチの配下に組み込んで管理できる。