日本音楽著作権協会(JASRAC)は、長崎県警察本部生活安全部生活環境課および長崎県大浦警察署が2月27日、ファイル共有ソフト「Cabos」を使用してインターネット上に音楽ファイルを公開していた福岡県の男性(33歳)を著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで逮捕したことを発表した。JASRACは2月26日に本件に関する告訴を行っており、これにより翌日、逮捕にいたった。

発表によるとこの男性は2012年12月20日、Cabosを使用して、JASRAC管理楽曲2曲を含む音楽ファイルなどを違法にアップロードし、不特定多数のユーザーに対して送信できるようにしていたとみられている。

またJASRACは本件とは別に、Cabosを使用してJASRAC管理楽曲3曲を含む音楽ファイルを違法にアップロードしていた長崎県の親子(母親51歳と息子26歳)について、2月12日に告訴状を提出している。

このほか、ファイル共有ソフト「Share」を使用して音楽ファイルを違法アップロードしていた滋賀県の男性(31歳)と、Cabosで音楽ファイルの違法アップロードしていた熊本県の男性(48歳)についても、それぞれ2月12日と2月18日に告訴状が出されている。