インターネットイニシアティブ(IIJ)は28日、愛知県名古屋市守山区に「守山データセンター」を開設し、2013年3月1日より運用を開始すると発表した。

同データセンターは、東海地区では「名古屋データセンター」に次いで2ヶ所目、IIJの国内20ヶ所目のデータセンターとなる。

「守山データセンター」は特徴として、ビル免震による高い耐震性や、120時間という長時間の電力供給が可能な非常用発電設備を備えており、ディザスタリカバリサイトとしての利用に適しているほか、1ラック当たりの電源容量が標準で実効6kVAまで対応している。

利用者は、契約したラック内の自社設備とIIJのクラウドサービス「IIJ GIOサービス」を構内接続用のゲートウェイを経由して接続することにより、自社システムの延長としてクラウドサービスを利用することが可能となる。

また、「IIJ GIOサービス」の利用者が、クラウド上のサーバ設備と、自社のネットワークを接続する利用者専用機器を収容するなど、クラウドと自社設備のハイブリッド利用で想定される利用形態に対応するため、従来の1ラック、1/4ラック単位のコロケーションサービスに加え、新たに1/8ラック単位でのサービス提供を開始する。