Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Googleは28日(米国時間)、Chromiumブログにおいて今年もChromeやChrome OSに存在する脆弱性の発見者に対して賞金を出すことを発表した。今年はChromeに対しては「Pwn2Own 2013」に賞金を提供しており、Chrome OSに関してはGoogle主催の「Pwnium 3」にて賞金を用意している。

Pwn2Ownは、HP TippingPointのセキュリティ部門であるZDIが主催しているハッキングコンテスト。毎年、カナダのバンクーバーで行われるセキュリティカンファレンス「CanSecWest」にて行われている。今年は3月の6日から8日にかけて実施される予定。Googleは昨年、Pwn2Ownのルール変更に納得せず、独自のハッキングコンテスト「Pwnium」を同カンファレンス内にて行っていた。

今年はGoogle側もPwn2Ownに復帰しており、Windows 7上のChromeの脆弱性に対して10万ドルの賞金を設定している。また、今年もPwn2Ownとは別に3回目のハッキングコンテストとなる「Pwnium 3」を7日に同カンファレンス内にて開催するとしており、Chrome OSに対して延べ約314万ドルの賞金を用意するとしている。