Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Googleは22日(米国時間)、「Native Client SDK」にARMデバイスのサポートを追加したと発表した。Native Clientは、Chrome内でC/C++のコードをコンパイルして実行する技術。安全に動作するようサンドボックス化されている。

昨年末に更新されたNative Client SDK Pepper 25でARMデバイス上でNative Client実行ファイル.nexeをビルドできるツールチェインが追加されたという。このツールチェインは現在glibcではなく、newlibを利用している。ARMデバイス上でNative Clientが利用できるようになったことでAndroid版ChromeやChrome OSデバイスなどで新たなアプリケーションを提供できるようになる。

ただし、開発チームはNative Clientの真の目的とは程遠いとしており、あらゆるARMデバイスをサポートできる新たな技術「Portable Native Client」の提供を目指している。Portable Native Clientは、オープンソースのコンパイラ基盤であるLLVMを利用して実現しようとしている。