国立国会図書館は1月18日、全国の図書館などと協同で構築している「レファレンス協同データベース」の登録データ総件数が10万件を超えたことを発表した。

レファレンス協同データベースのWebサイトイメージ

レファレンス協同データベースは、図書館などのレファレンスサービス(調べ物の手伝い)に関するデータを蓄積し、インターネットを通じて提供するためのシステム。レファレンスサービスや調査・研究活動の支援を目的に、579機関(2012年12月末時点)が参加し、全国の図書館員が利用者の疑問に回答した記録などが登録されている。

システムが一般公開された2005年12月のデータ総数は1万7621件。2010年3月に5万件に達し、このほど、2012年12月に10万件を突破した。

データベースには、「くらげの水分を利用して化粧品として開発することが可能かどうか知りたい」など、ビジネスや研究に利用できそうなものから、「大阪の飲食店のキャラクター『くいだおれ太郎』の弟と従兄弟が現在どこに展示されているか知りたい」といった雑学的な情報まで、幅広い内容のQ&Aが登録されている。