スタジオマップは1月16日、「SPPDレンタル サーバー」法人向けサービスの専用サーバーにおいて、Webサイトへの不正アクセスによる改ざんや情報漏えいを防ぐジェイピー・セキュア製のWAF「SiteGuard Lite」を、有償オプションとして提供開始すると発表した。

「SiteGuard Lite」は、SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング、OSコマンドインジェクション等のWebサイトを対象とした攻撃に対して、標準で搭載されているトラステッド・シグネチャ(ブラックリスト)による防御を行い、安全性を確保するWAF。

WAFを利用することにより、悪意のある攻撃者が利用者のページ内の脆弱性を内包したページに不正にアクセスしても、攻撃パターンがトラステッド・シグネチャと一致すればエラーページを返すことができ、脆弱性の影響を回避できる。

今回、有償オプションとして提供される「SiteGuard Lite」はWebサーバーのモジュールとして動作するため、専用ハードウェアを必要とせず、ネットワーク構成を変更することなく導入が可能。プラットフォームとして、初期バージョンではRed Hat Enterprise LinuxおよびCentOS上で動作するApache Webサーバーに対応する。

価格は、専用サーバー1台あたり、初期費用が8万4,000円、月額費用が1万290円。

同社によると、費用には、ライセンス料金だけでなくソフトウェアのインストール・運用費用も含まれているため、ユーザーが直接導入するよりも安価に運用することが可能だとしている。