英Raspberry Piは17日(現地時間)、オンラインストア「Pi Store」を発表した。手のひらサイズのLinuxボード「Raspberry Pi」向けのアプリケーションやゲーム、ツール、ドキュメントなどを扱う。コミュニティの中心にワンストップショップを設けることで、ユーザーおよび開発者がRaspberry Piを活用する手助けになると期待している。
オープン時点でPi Storeには「LibreOffice」(プロダクティビティスーツ)や「Asterisk」(PBXシステム)、ゲームの「Freeciv」「OpenTTD」など23の無料タイトルと、有料の「Storm in a Teacup」(パズル: 3.18ドル)が並ぶ。ストアサービスはIndieCityが提供しており、リコメンデーション・エンジンを備える。ユーザーのレーティングや評価がストアの有用性を高め、使うほどに個々に対して適切なおすすめが表示されるようになる。
コンテンツ提供者は無料・有料を選択でき、また寄付を募る仕組みも加えられる。現時点では、バイナリ、Pythonコード、画像、オーディ、 動画の登録が可能。間もなくScratchコンテンツもアップロードできるようになる。メディア・セクションでは現在Raspberry Piが「MagPi」(Raspberry Pi専門誌)を提供しており、将来的に「可能な限りたくさんのユーザーによるホームメイドのチュートリアルをホストできるようにしたい」としている。