米・Googleは6日、同社が提供するアプリケーションスイート「Google Apps」において、無償版の新規提供を終了したと発表した。すでに無償版を利用しているユーザーはこれまで通り無償利用が可能だが、新たに利用開始する場合は1アカウントあたり年間50ドル(日本では月額600円)の「Google Apps for Business」を利用することになる。
「Google Apps」は、GmailやGoogle カレンダー、Google Drive、Google ドキュメントといった同社Webアプリケーションを独自ドメインで利用できる、スタートアップ企業に最適なWebアプリスイート。同社はこれまで最大10ユーザーが利用可能な無償版を用意していたが、ビジネスにおいてはより大きなメール容量やカスタマーサポートの必要性が高まりやすいことなどを理由に、今後は有償版の「Google Apps for Business」にサービスを統合していくこととした。
有償版のサービスでは、24時間年中無休のカスタマーサポート、25GBのメール容量のほか、99.9%の稼働率保証なども揃う。なお今回の発表では、無償版の既存ユーザーをはじめ、「Google Apps for Education」や「Google Apps for Government」などのサービス内容にも変更がないとしている。