日本オラクルは11月26日、Javaベースのアプリケーションをはじめとする多数のアプリケーションを集約し、クラウド環境で高速に実行できるように設計されたエンジニアド・システム「Oracle Exalogic Elastic Cloud(オラクル・エクサロジック・エラスティック・クラウド)」の最新版「Oracle Exalogic Elastic Cloud X3-2(以下、Oracle Exalogic X3-2)の提供を開始したと発表した。
最新版は、8コアのIntel Xeon E5-2600シリーズを搭載するSun Server X3-2、共有ストレージとしてSun ZFS Storage Appliance、最大40GbpsのスループットでストレージI/O速度を高速化するInfiniBandスイッチを統合している。
また、仮想化ソフトウェアOracle VMに対応し、オラクルのエンジニアド・システムズに適用される新しいライセンス・モデル「Oracle Trusted Partitions for Oracle Engineered Systems」による、オラクル・ソフトウェアの使用ができる。
最新版は、I/Oデバイス自体の仮想化をハードウェアで実装する「Single Root I/O Virtualization」、サーバ仮想化、従来比約2.6倍に拡大した搭載メモリ(Oracle Exalogic X3-2 Full Rack構成のメモリ容量は7.7TB)により、アプリケーションの稼働効率を最大で60倍向上。サーバ、ネットワーク、ストレージの仮想化に完全に対応し、事前検証済みのテンプレートを使用することで、アプリケーションの展開時間を最大で95パーセント削減するという。
製品の最小構成価格は、5,078万8,500円。