日本HPは、法人向けモバイルワークステーションの新製品として、17.3インチワイド液晶搭載モデル「HP EliteBook 8770w Mobile Workstation(以下、8770w)」を発表した。本製品は、日本HP販売代理店にて11月8日より、日本HPのオンラインストアHP Directplusにて12月下旬より販売を開始する。

HP EliteBook 8770w Mobile Workstation」

「8770w」は「HP EliteBook 8760w Mobile Workstation」の後継機種。Intel Core i7-3820QMを搭載するクアッドコアモデルと、Intel Core i5-3360Mを搭載するデュアルコアモデルの2モデルが用意され、クアッドコアモデルにはNVIDIA Quadro K4000M(4GB GDDR5)グラフィックスとPC3-12800 16GBメモリ、デュアルコアモデルにはNVIDIA Quadro K3000M(2GB GDDR5)グラフィックスとPC3-12800 8GBメモリを搭載。

価格は、デュアルコアモデルが21万円~、クアッドコアモデルが36万7,500円~。

ストレージには、両モデルともインテルスマート・レスポンス・テクノロジーに対応した500GB HDDと24GB mSATAフラッシュドライブを標準搭載。

また、ハニカム構造のマグネシウム合金シャーシと、スピンフィニッシュを施したアルミニウム製トップカバーを組み合わせ、高い耐久性を実現した「HP Dura Case」、液体の浸入を防ぐ「スピルレジスタントキーボード」などを採用し、米軍調達基準(MIL-STD-810G)のテストをパスした堅牢性を備えている。

さらに、TPM1.2セキュリティチップと指紋認証センサーを標準搭載し、HDDをまるごと暗号化する「Drive Encryption」、接続デバイスのアクセス制限が行える「Device Access Manager」など多彩なセキュリティ機能を一元化した「HP Protect Tools」をプリインストール。プリインストールOSとしてWindows 7 Professional 64bitを搭載し、Windows 8 Proライセンスが付属する。

同社では、パワーオフィス、金融、メカニカルCAD、デジタルメディア&エンターテインメント、医療など、ワークステーションクラスの高い処理性能を必要とする業務に最適としている。